小林 滉三

作曲の霊感、海の見える風景

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作曲の霊感、海の見える風景

作曲の霊感、海の見える風景

2022/05/05

今年は3年ぶりの「制限のない」GWだそうですが、

皆さんはどこかへお出かけされましたか?

 

僕は昨日、母方の実家へのご挨拶を兼ねて、

神奈川県・葉山へ行ってまいりました。

 

葉山の地は、海に面していながらその名の通り山の連なる地形です🌊⛰

僕は東京生まれの東京育ちで、子どもの頃一番よく遊んだ海が葉山の海でした。

なので「海」と言えば、海と山の両方が一望できる葉山の景色を思い浮かべます。

 

そしてそんな葉山の海は、僕にとって作曲の霊感の地でもあります。

 

大学3年だったか4年だったか、昔家族と親戚に無理を言って

真夜中の海の砂浜で一晩過ごそうとしたことがありました。

 

その半年くらい前、同じく葉山で曇りの日の海を眺めていた時に、もの凄いインスピレーションが湧き上がってきたことがあって、

その時の感覚をもう一度味わいたい…と、周りに人がいなくて集中できる真夜中の時間帯を選んで、

闇の中の波音にじっと耳を澄ませました…。

 

…結果、寒いばかりで何も思い浮かばず、2時間ほどでリタイアして徒歩で帰りました(笑)

 

今にして思えば理由は明白で、その状況で何かが思い浮かぶはずは無かったのです。

 

作曲のインスピレーションをどこから得るか?それは作曲家によって様々ですが、

僕の場合は「風景」と「ストーリー」から音楽を作り上げていくことが多いです。

 

これについてはまた詳しくお話ししたいと思いますが、

とりあえずここで言いたいのは、僕にとって霊感を得る上で大事なのは「風景」であって、「音」ではないということ。

真夜中の海って波音が聞こえるだけで真っ暗なので、風景もへったくりもないんですよね😂

…あの時は家族と親戚に「迷惑と心配かけ損」でした(笑)

 

そんなことを思い出しながら、あれから10年以上経った今年も海を眺めていました。

昨日はお天気もよくてヨットを楽しむ人や、砂浜には家族連れも大勢いましたね。

画家にとってそれらが絵の題材となり得るように、

作曲家にとってもそういった情景すべてが音楽の材料になり得るのです。

 

昨日の海から貰った霊感も、

大事に生かしていきたいと思います♪

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小林 滉三
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