小林 滉三

【ピアノ・編曲】コンサート終演!!

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【ピアノ・編曲】コンサート終演!!

【ピアノ・編曲】コンサート終演!!

2022/07/11

こんばんは!小林滉三です。

 

7/10(日)

MUSICAとりっぷる〜イタリア編〜
@加賀町ホール
おかげさまで、満員御礼にて終演いたしました!!

 

芸大で同期だった歌科3人とのコンサート。
個人的な反省点は山ほどありますが、
本当に楽しかったです!

 

歌い手3人ともそれぞれ色が違って、伴奏していて面白かったですし、

人柄の良さが歌に滲み出ていて本当に素晴らしかった!

音楽って正直なんだなって、改めて思いました…‼︎‼︎

(↑ちょっと自戒の念も入ってます💦笑)


休憩以外は舞台に出ずっぱりで、よく弾き、そしてよく喋りました笑

 

コンサートであんなに沢山一人で喋ったのはたぶん初めてですね😅笑

オペラのあらすじとか登場人物とか、ソリストの登場に向けてどう話を盛り上げていくかとか、考えることが多すぎて頭の中沸騰してました🤯笑

僕以外みんなお話が上手で。やっぱり歌い手って常にお客様の方を向いてるからか、度胸が違うというか肝が座ってるというか…ほんと尊敬しました。。

 

ともあれ、お客様からは楽しかったと言って頂けて良かったです✨
満員のお客様に温かく見守って頂きながらの演奏会、とても幸せな時間でした。

終演後、お帰りになるお客様の雰囲気がとても良かったのが印象に残っています。
ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!!

 

未だに昨日の全プログラムが頭の中で鳴っています。
もう一回やりたい!!!笑

 

さて、

加賀町ホールは客席数70〜80という小さめの会場だったのですが、

ピアノはスタインウェイのフルコンでした🎹

こういう時、伴奏の場合は普通に弾いたらめっちゃうるさいので、

当然音量バランスを気にしながら演奏します。

 

ここで大事なのは「自分の所で聴こえる音のバランス」を聴くのではなく「会場に響いている音のバランス」を聴きながら演奏することです。

そのためには演奏しながら、「演奏を客観視している自分」を保ち続ける。

 

なので自分の演奏でいっぱいいっぱいだったり、演奏に没入してしまうと、

バランスが悪くなったり、窮屈な演奏に聴こえてしまいます。

…とは言え、言うは易しで、演奏しながら自我を保つのって、めちゃめちゃ難しいんですよね😅

 

僕が最近気をつけているのは、弾く時の姿勢です。

以前は身体全体に無駄な力が入ってしまって、自分とピアノの間の空間でしか音を作ることができませんでした。

今でも時々、以前の癖でそうなることがありますが。。

 

変わるきっかけになったのは、

フジコ・ヘミングさんの生演奏を聴く機会があったんです。

たしかもう、90歳くらいのお歳になられてますよね。

当然若いピアニストみたいなエネルギッシュな演奏ではないですし、

手押し車でステージに出ていらして、やっとピアノ椅子に座られてるような感じで。

でも、あんなに脱力した姿勢で弾いてるのに、とても芯の強い、それでいて繊細な美しい音を会場全体に響かせていらっしゃって、衝撃を受けました。

 

それ以来、彼女の弾く姿勢だけでも真似してみようと思って、

前のめりの姿勢から、肩と背中の力を思いきり抜いてデンと落とす感じに変えてみたんです。

それで色々な変化が起こったのですが、

一番良かったのは鍵盤との間に距離ができたことで、自分の演奏を一歩引いて観察できるようになったことです!

つまり力が抜けた分、余裕が生まれたんですね。

この「余裕」が、伴奏においてはメチャメチャ大事だったりします!!

 

演奏家たちはその「余裕」を作るために、日々練習に励んでいるわけですね✨

僕もこれからも頑張ります!!

 

それではまた。

本日もお読みくださりありがとうございました!!

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小林 滉三
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