【レッスン】目標達成への"最短距離"その1
2023/04/10
こんにちは!小林滉三です。
今回のブログから計3回にわたって、最近レッスン等で指導をする中で感じた、「目標への"最短距離"」について書いていこうと思います。
私は以前は教員でしたし、これまで個人レッスンや合唱伴奏、オペラでの稽古ピアニスト・指揮者の立場から、多くの方を指導する機会がありましたが、
今年に入って特に、「教えること」について色々と考えるようになりました。
以下、教える側にとって、大事だと思ったことをまとめてみました。
① 教わる側の目標を、共有していること。
② 目標への"最短距離"を描けていること。
③ 教わる側にとっての"最短距離"を常に考えて、軌道を修正すること。
本日は、
① 教わる側の目標を、共有していること。
について書こうと思います。
どんな人でもまず「こうなりたい」という目標があって「習いたい」となります。
教える側はその「こうなりたい」を実現するために指導しますので、教わる側の「どうして習いたいと思ったか」を正しく把握する必要があります。
誤解のないように書きますが、ここでいう目標は必ずしも立派なものである必要はありません。
例えば「ピアノを習いたい」人の目標は、単純に人生を楽しみたいからかもしれないし、ボケ防止かもしれないし、有名な歌や曲をちょこっと弾いてみたいからかもしれません。
でも教える側がそれを把握していなくて、プロ向けのガチの指導をしてしまったら、本末転倒ですよね。
今までの経験からいうと、指導者がプロ、教わる側がアマチュアという構図で、目標のすれ違いが起こりやすいように思います。
(指導者がアマチュアのケースはあまりないですし、プロ同士だと価値観の違いはあれ、みんな理想のパフォーマンスを目指していることに変わりはないので、指導が行き過ぎることがありません。)
面白いのは、すれ違いが起きている理由は指導者が不真面目だからではなく、むしろ真面目すぎるからというケースが多いです。
真面目 → 手を抜けない → 自分の思い通りにならないと満足できない
教わる側は、目標と関係なく指導者の思い通りになるよう指導されるので、だんだんと教わることが苦しくなり、下手すると「自分にはできないんだ、向いていないんだ」と辞めてしまいます。
もちろん、「だから手を抜いていい」ということにはなりません。
「教わる側の目標に沿うように、全力を尽くす」のが指導者のあり方だと思います。
次回は
② 教える側が目標への"最短距離"を描けていること。
について書いていきたいと思います。
それではまた。
いつもお読みくださりありがとうございます♪
----------------------------------------------------------------------
小林 滉三
〒150-0013
住所 : 東京都渋谷区恵比寿4-9-5 マンションニュー恵比寿501
電話番号 : 090-3579-6702
FAX番号 : 03-3473-5857
音楽レッスンで受験対策を
心安らぐクラシック音楽をお届け
----------------------------------------------------------------------