【レッスン】目標達成への"最短距離"その2
2023/04/12
こんにちは!小林滉三です。
前回のブログから計3回にわたってお届けする「目標への"最短距離"」シリーズ。
指導者の視点から、指導にあたって大事だと思ったことをお伝えしています。
本日のテーマは、
② (教える側が)目標への"最短距離"を描けていること。
です‼︎
教える側にとって、最短距離を描けなければいけない理由はシンプルで、
"時間が限られているから"です。
教わる側の目標に、入学試験やコンクール、オーディションが設定されている場合は、特に分かりやすいです。
その時に受かるレベルまで持っていかなければならないので、必然的に一番効率の良い方法で指導することになります。
受かるとは違いますが、本番がある場合も同じですね。
もちろん、指導する側も完璧な人間ではないので、
あくまで今までの知識と経験から"最短距離"を導き出すのであって、
知識や経験が増えれば、当然"最短距離"もアップデートしていく必要があります。
一方、目標の中で「いつまでに」という事が明確に決まっていない場合もあります。
その場合、必ずしも"最短距離"の指導である必要はありません。
ただし、指導する中で色々な課題が見つかった場合に、
その課題を乗り越えるための最適解を、指導者が示せる必要はあると思います。
例を挙げましょう。
練習では上手く弾けるのに、本番になると弾けなくなってしまう。
アマチュアでもプロでも、よくあるパターンです。
この場合指導者は、
「本番で弾く曲を当日弾けるようになるための最短距離」は示す必要がありますが、
「本番で失敗しないための最短距離」を示す必要はありません。というか、無理です。
なぜなら、本番で失敗する理由は「人前で演奏するのが怖いから」かもしれないし、「曲に入り込み過ぎてハイになってしまうから」かもしれないし、「練習のし過ぎで身体を壊してしまうから」かもしれないし、単なる練習不足かもしれない。
要は人によって千差万別なので、一概にこうすれば直ります!とは言えないのです。
じゃあ例えば、
「練習のし過ぎで身体を壊してしまう」人に対して、指導者ができることは何か。
ズバリそれは「疲れる練習を控えさせて、疲れない練習を増やす」ことです。
そして具体的に、どんな練習をすると疲れるか、逆にあまり疲れなくても効果的な練習は何か、
その最適解を示すことが、師弟両者にとっての目標への"最短距離"となる訳です。
今回の内容とちょっと被ってしまいますが、次回は
③ 教わる側にとっての"最短距離"を常に考えて、軌道を修正すること。
について、書きたいと思います。
それではまた。
いつもお読みくださりありがとうございます♪
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小林 滉三
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