【編曲】邦楽との邂逅

こんにちは！小林滉三です。

 

突然ですが、人生って本当に面白い。

明日やるべき仕事が、今抱えているものの中にあるかどうかなんて、誰にもわからないのです。

まさに最近のマイブーム、アドラー心理学でいう、"過去でも未来でもない、今ここを生きろ"なのですね。

 

本日は一日中在宅だったのですが、

昨日までは8月のとりっぷるの曲目を練習しようとか、アレンジを進めようとか、いろいろ考えていたのですが、

今日になって大半の時間を割いたのは、"箏について勉強し直すこと"でした。

 

箏は日本の和楽器のひとつで、厳密には異なるみたいですが

いわゆる一般的に"お琴"と呼ばれるあの楽器です。

 

「ある日本歌曲を、ピアノではなく箏の伴奏で演奏したい」という方々からご相談を受けて、

私がコーチングというか、アドバイスをすることになったのですが、

私自身、箏は大学時代に副科で履修したのと、２年くらい前に教員免許更新の講習を一日受講しただけで、全然詳しくないので、

自宅に眠っていた資料を15年ぶりくらいに引っ張り出して、勉強し直すことにしました。

 

それが冒頭の写真の２冊なのですが、

中でも役に立ったのが『演奏家のための日本音楽の理論と実践』

たしか大学２年の時でしたか、当時担任だった故 浦田健次郎先生から頂いたものです。

あまりにも分厚いのと、当時の私は邦楽とは無縁の人間だったので、ほぼ一度も開かないままずっと本棚に眠らせてしまっていましたが、

今回箏のことを調べるにあたり手に取ってみて、なんて素晴らしい本なのだろうと思わずにはいられませんでした。

 

しかもタイミング的に偶然か必然か、

実は11月にあるオペラで指揮を務めるのですが、

そちらの公演でも邦楽器が編成に含まれていて、「いずれ相談させてほしい」と言われていた最中でした。

今日この本を発掘できて本当によかった。近いうちに、必ず役に立つ日が来ます。

 

貴志康一についての記事を書いた時にも思いましたが、

こうやって全く関係ないところで、同じ分野の勉強が重なるのは本当に面白いですね。

 

それではまた。

いつもお読みくださりありがとうございます♪